その症状、秋花粉アレルギーかも?10月はアレルギーの出やすい時期!
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10月は季節の変わり目で、犬もアレルギー症状が出やすい時期です。ハルノ店長も外耳炎治療中。耳のトラブル、足をペロペロなどの症状、もしかしたら秋の花粉などによるアレルギーかもしれません。
◆季節的なアレルギー要因
①ブタクサ・ヨモギなど秋の花粉
人間と同じく犬も花粉症になります。くしゃみや鼻水、涙やけ、皮膚のかゆみが出ることがあります。
②ダニ・ハウスダスト
秋は湿度が下がり、夏に繁殖したダニの死骸やフンが室内に残りやすいため、アレルギー反応を起こす犬が増えます。
③カビ
秋雨や気温差で室内の結露が増え、カビが発生 → 犬の皮膚炎や呼吸器症状につながることも。
④食物アレルギー
秋はフードを切り替える飼い主さんも多いため、体に合わない成分で症状が出ることもあります。
◆犬のアレルギー症状のチェックリスト
①体をしきりにかく / 舐める
②耳をかく(外耳炎になりやすい)
③涙やけや鼻水
④皮膚の赤み、湿疹、脱毛
⑤下痢や嘔吐
◆対策方法
・散歩後はブラッシングをしてから体を拭く・足を洗う(花粉除去)、こまめに掃除・空気清浄機の活用(ダニ・ハウスダスト対策)、除湿・換気(カビ予防)
フードは少しずつ切り替えるようにしましょう。また症状が強い場合は動物病院で血液検査やアレルギー検査を受けましょう。
・低アレルゲンフードの利用
アレルギーを起こしやすい食材(牛肉・鶏肉・乳製品・小麦・トウモロコシなど)を避けたフードを選びます。「ヒポアレルゲン(低アレルゲン)」と表示された療法食が有効です。
・新奇タンパク質ダイエット
今まで食べたことのないタンパク源(例:鹿肉・カンガルー・ダックなど)を与える方法。体が反応しにくいため、皮膚のかゆみや下痢の改善が期待できます。
・加水分解タンパク質フード
タンパク質を細かく分解したフードで、免疫が反応しにくい設計になっています。動物病院で処方されるケースが多いです。
・オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)の補給
サーモンオイル、亜麻仁油などを少量追加することで、皮膚の炎症をやわらげる効果が期待できます。
10月は人間だけでなく犬も体調を崩しやすい季節。早めに気づいて対策する「予防」が大切です。食欲の秋でもあり、つい美味しいものや秋の味覚を多めにあげたくなりますが、様子を見て慎重に与えて下さいね(^^)/