「無添加」ってどんなもの?…愛犬の健康のために知っておきたいポイント( ..)φ…

「無添加」ってどんなもの?…愛犬の健康のために知っておきたいポイント( ..)φ…

無添加ドッグフードは、着色料・香料・保存料・酸化防止剤などを極力使わずに作られたフードのことです。実は「無添加ドッグフード」には 法律上の明確な定義はありません。実際は「人工添加物不使用」=無添加、と表記している場合が多いのです。人間の食品も同じで、「無添加」という言葉自体に厳密な基準はないため、メーカーごとに基準が異なるのが現状です。

一般的に「無添加」とされる基準とは、①人工的な添加物を使っていない②原材料に余計な副産物を入れない③可能な限り自然由来の保存・製造方法を採用 となります。 「無添加」と書かれていても、犬に必要な栄養バランスを保つため栄養添加物(ビタミン・ミネラル類)は配合される場合が多いです。メーカーによっては「保存料・着色料だけ無添加」でも「無添加」と表記することがあります。

「無添加ドッグフード」とは、人工保存料・着色料・香料などを使わず、安全性と素材の自然さを重視したフード を指すことが多いですが、厳密なルールはなく、メーカーごとに基準が違います。一般的な「無添加ドッグフード」は人工的な保存料・着色料・香料などを 使っていない フードを指しますが、栄養添加物(ビタミン・ミネラル類) は加えられることが多いです。一方で「完全無添加(栄養添加物もゼロ)ドッグフード」はビタミン・ミネラルなども一切添加せず、原材料そのものだけ で作られたフードです。

・一般的な無添加
 人工添加物は不使用だが、必要なビタミン・ミネラルは添加して栄養バランスを確保。
 主食フードに適している。

・完全無添加
  原材料だけで作られ、栄養添加物すら入れない。
  おやつやトッピング向き。主食としては栄養不足の可能性あり。

☆「無添加ドッグフード」の 日本と欧米の基準の違い

日本の基準

AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を参考にしているが、日本独自の強制力は弱い。「無添加」という言葉に明確な法的定義がない。→ メーカーによって「保存料・着色料が無添加」でも「無添加」と表記できる。栄養添加物(ビタミン・ミネラル類)は許可されているため、「完全無添加」をうたう商品は非常に少ない。主に農林水産省やペットフード公正取引協議会が表示規定を管理。

米国の基準(AAFCO)

AAFCO(Association of American Feed Control Officials) が定めた栄養基準を満たすことが重要。「無添加(no artificial additives)」という表現は 人工保存料・着色料・香料を含まない という意味で使われることが多い。ただし栄養素(ビタミン・ミネラル)は 合成添加されるのが一般的。「natural(ナチュラル)」という表示も細かい規定があり、人工的に合成された成分は基本NG。

 欧州の基準(FEDIAF)

FEDIAF(European Pet Food Industry Federation:欧州ペットフード業会連合) が基準を策定。「無添加(without additives)」はより厳格に扱われる。保存料や酸化防止剤も自然由来のもの(例:ローズマリー抽出物、ビタミンE)に限定。EUは食品規制が厳しいため、人間の食品に準じた安全性が重視される。ビタミンやミネラルの添加は許可されているが、使用成分の表示義務が徹底。

まとめ

・日本は「無添加」の基準が曖昧 → メーカーごとにバラバラ

・米国は「人工的なものを使わない」が基本だが栄養添加物は一般的

・欧州は最も厳格で、自然由来の成分のみOK、人間用食品に近い規制

「保存料・着色料・香料が不使用である」「自然由来である」など、自分の“無添加”の定義に合致しているか、購入前にパッケージ裏の成分表や原料などの記載を確認してみて下さいね。

 

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