犬も風邪をひく?愛犬の「風邪症状」に効果的な食事とは?

犬も風邪をひく?愛犬の「風邪症状」に効果的な食事とは?

急に気温が下がり、いよいよ冬が近づいてきました。今年はインフルエンザの流行が早く、人間も体調を崩しやすい季節。愛犬に気になる様子はありませんか?

犬には人間のような「風邪」という病名はありませんが、似たような症状を示す呼吸器系の感染症があります。

◆主な症状

くしゃみ、鼻水、咳(特に乾いた咳)、元気がない、食欲低下、発熱(37.5〜39℃が通常、39.5℃以上なら注意)

◆主な原因

ウイルス感染(犬パラインフルエンザウイルス、犬アデノウイルスなど)

細菌感染(ボルデテラ菌など)、環境要因(寒暖差、乾燥、ストレス)

◆対処法

・動物病院へ行く:軽い症状でも、感染症や肺炎のリスクがあります。

・暖かく保つ:毛布やヒーターで体温を下げないようにしましょう。

・水分補給脱水防止のため、いつでも新鮮な水が飲めるようにしておく

・ワクチン接種を欠かさない:**混合ワクチン(5種・7種・8種など)**には、犬パラインフルエンザや犬アデノウイルスなど、風邪様症状を引き起こすウイルスへの予防効果があります。

・急激な温度変化を避ける:寒い時期の散歩前後は、室内外の温度差を少なく。エアコン・ヒーターの風が直接当たらないようにする。

・室内の湿度を保つ:冬場は乾燥しがちなので、加湿器や濡れタオルを活用。目安は**湿度50〜60%**です。

・ストレスを減らす:ストレスは免疫力を下げ、感染しやすくします。散歩・遊び・休息のバランスをとりましょう。

・感染犬との接触を避ける:ドッグランやトリミングサロンで咳や鼻水のある犬に近づかせない。外出後は足や体を軽く拭いて清潔を保ちましょう。

☆栄養バランスの取れた食事:良質なタンパク質とビタミンで免疫力をアップ。必要に応じてサプリ(ビタミンC、乳酸菌など)も◎

【犬の風邪症状に効く優しい食事ガイド】

犬が風邪のような症状(咳・鼻水・食欲低下・発熱など)を示すときは、消化しやすく、体を温め、免疫を助ける食事がポイントです。

◎消化の良いたんぱく質…体力を維持し、免疫細胞の回復を助けます。

鶏むね肉(脂肪が少なく、たんぱく質豊富)、ささみ(柔らかく茹でて細かくほぐす)、白身魚(タラ・スズキ)(消化が良くミネラルも豊富)※生ではなく、必ず茹でて与えてください。

◎温かいスープやおじや…水分と栄養を同時に補給できます。

鶏スープ+ごはん+やわらか野菜(にんじん・かぼちゃ)のように雑炊風おじやにして、ぬるめの温度で提供すると◎食欲が落ちているときは、香りを立たせるために少し温めると食いつきが良くなります。

◎免疫力を高める野菜

かぼちゃ:βカロテンで粘膜を保護、にんじん:抗酸化作用があり風邪回復をサポート、ブロッコリー:ビタミンCが豊富小さく刻んで柔らかく茹でると吸収が良くなります。

◎エネルギー補給に少量の果物

りんご(すりおろし):整腸作用でお腹に優しい。バナナ:体力低下時の糖分補給におすすめ種・皮は必ず除去して、与えすぎに注意。腸を整えて免疫を助ける食材無糖ヨーグルト:乳酸菌で腸内環境を改善納豆(ごく少量):発酵食品で免疫強化食後に少しトッピングすると効果的です。

「予防が一番の治療」と言われます。特に秋〜冬は要注意の季節。特に短頭種や小型犬は、「くしゃみ」「咳」「食欲の低下」が見られたら早めに受診しましょう!

☆免疫力を高める食材がたっぷり↓

 

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